れ の ん 亭 日 乗

或いは、What's New な日誌


2002年3月〜

3月31日:
 うーーん阪神、どうなるんでしょうね。なんかすっかり「星野仙一カラー」に染まっちゃって昨年までの阪神とは全然違う印象だなぁ。仕事でもなんでも前向きの気持ちとか俺はこうしたいと言う意欲がなければ前進しないが、星野監督はいささか古典的な手法で阪神の選手の前向きな意欲を引き出すことに成功しつつあるのだろうか。ともあれその「意欲」を持続することが肝要なので是非ともとことんやって貰いたい。
 私もこの3年間、つまり自宅事務所から脱皮して、小倉の裁判所近くという士業者のメインストリームに行政書士専業の独立事務所を構えて3年間であるが、とにかく俺はこうありたいと言う遠大な目標を持ってひたすら頑張ってきたのであるが、その前向きの意欲と気持ちさえ失わずに努力を持続的に積み上げれば、本当になんとかなるもんである。
 これから先、老後と言うことをそろそろ考えなければいけないのだろうけど、はなから期待するほどの年金受給のあても無くくたばるまで一生働こうと考えている。
 今の仕事はライフワークとしてこれから先もずっとやれる仕事である。

3月30日:
 「過激にして愛嬌あり」、宮武外骨の言である。マスコミ関係者が大勢出ていた「朝まで生テレビ」が退屈だったので、あれこれチャンネルを変えていたらNHK教育テレビでなんと鎌田慧が宮武外骨のことをしゃべっているのに遭遇した。マスコミは常に反権力であるべしことを宮武外骨にもう一度、学び直さねばいけない。
 さてさて、阪神やるじゃないか! 私は広島カープのファンなんだが、今年の阪神は要注意ですね。しかし、ほんとに野球ってスリリングだな。日毎夜毎、ひいきのチームの勝ち負けに一喜一憂する季節がやって参りました。
 今日はやっぱり「ブラックホーク・ダウン」を観てしまいました。この映画で描かれているアメリカ兵の命の重さに比べて、ソマリア人民の命のなんと言う軽さであろう。あんな接近遭遇の市街戦をやっているのに何故もっとアメリカ兵が撃たれて死なないのか、なんで大勢のソマリア民兵が簡単に死んでしまうのか不思議に思った。
 監督のリドリー・スコットも結局、「エイリアン」と「ブレード・ランナー」止まり、と言うか、この偉大なる2作を乗り越えることは難しいんでしょうね。今日はやっぱり「シッピング・ニュース」にしたほうが良かったかも。

3月29日:
 風邪はだいぶ良くなりました。私の場合、風邪の第一段階は朝目覚めるといつもより体が重く、なんか体調悪いなと言う感じ。また、まぶたも重くて強度の睡眠不足だろうかという感じである。第二段階はぞくぞく寒気がしてきて寝るときには長袖の下着が欲しくなる。体調はこのころが最悪。仕事を休んでゆっくり横になって眠りたい。第三段階になるとくしゃみと鼻水が出てきて、あちゃーこれは風邪だと初めて自己認識。不思議と熱はあまり出ないが体はだるくて頭はぼんやり状態。第四段階、鼻水を噛みすぎて鼻の穴付近が赤くヒリヒリ状態となり、だんだん咳き込むようになる。やや元気になる。第五段階、鼻水が止まるころに喉の奥が赤く腫れ上がり咳がひどくなる。この状態が長い。1週間以上続くこともある。体調は普通に近い状態。第六段階、喉の腫れの状態は改善するが、空咳が続く。咳き込みだすと止まらない。喘息のようだ。体調は普通。ただし「普通」と言う状態は、常に睡眠不足状態なので集中することがなくなると疲れを感じやすい。第七段階、夜になると元気が出てきて、夜の街を徘徊したくなるパワーが充満してくる。やっと風邪が完治したかと実感。
 現在は第六段階である。さて週末はどうしようかな?と考える余裕も出てきた。映画を観るとしたら「ブラックホーク・ダウン」ですかね、、、、、、。

3月28日:
 それにしても次から次に出てくるなぁ、今度は、またまた加藤紘一の政治資金流用疑惑である。情報をタイミング良くマスコミにリークするのは一体だれなんだろう。辻元清美の今回の辞職劇では首筋が青ざめた議員が大勢いるのではないか。鈴木宗男のケースだって代議士だったらだれでもやってる利権誘導の典型例だし、加藤紘一の場合も政治家なら承知の事実、単に要領が悪かったのか、加藤の政治生命を一気に叩きつぶそうとする意志をもったどこかの一団が仕組んだことかもしれない。
 参考人招致だ証人喚問だ議員辞職だなんて大騒ぎしているけど、政治家の皆さんは党派を問わず、次はもしかしたら自分じゃないのだろうかと疑心暗鬼の落ち着かぬ毎日を過ごしていることだろう。
 今後、加藤紘一が議員辞職しても、鈴木の宗男ちゃんだけはオレはぜったいに辞めないと宗男パワー全開で頑張ってくれると、この国の政治の実相がいよいよ浮き彫りになって、それはそれで意義のあることだったりして、、、、、。

3月27日:
 今日のニュースステーションはずいぶんと辻元清美に肩入れしていたなぁ。「あかんかったらまたリヤカー引いたらええやん」と言うせりふには思わず貰い泣きしそうになったのである。社民党も労働組合依存体質から脱皮して市民運動派の取り込み路線に転換する過程で、やっぱりお金に苦労していたんだろうな。今回の不祥事を試練として克服し、真に市民運動派の政党として屹立してもらいたい。それから清美ちゃんも浪速女のど根性で次回も小選挙区で勝ちあがって再生することを願う。
 さて、本日は徹夜でお仕事である。この1週間仕事を後回しにしてきたツケが一気に押し寄せてきた。コーヒーも飲んだ。ちょっと値の張る強壮ドリンクも仕込んだ。しかし、、、眠たい、、、。

3月26日:
 辻元清美議員が緊急入院。移り気な世間の潮目の変化は早い。きっぱりと昨日中に議員辞職していたらなと思う。潔さが世間に評価されて彼女の不手際も帳消しになり、今度は鈴木や加藤の議員辞職の道筋も見えてきただろうに。しかし、潮目は変わってしまった。辻元がぐじぐじしているうちに世間の目も彼女の旗色もますます悪くなってきた。ほくそ笑むのは自民党に鈴木宗男である。
 こうなりゃ、最後のどんでん返し狙いで、吉本興業にプロデュースしてもらって、坂田利夫とコンビを組み、アホの坂田を鈴木宗男に見立てたド突き漫才形式の緊急記者会見を早急に実現してもらうほかないな。いやホンマ。

3月25日:
 本年のアカデミー主演男優賞がデンゼル・ワシントンに決定した。よろしいではないか。受賞のスピーチ場面がテレビでちらりと流れたが、1963年のシドニー・ポアチエ以来の黒人男優受賞の意義について語ったが、その時、受賞会場に居たシドニー・ポアチエが映ったのであるが、ポアチエの横には彼の妻であるジョアンナ・シムカスがちゃんと同席していたのを見て、私はとても安心したのであった。ジョアンナ・シムカスについては本ホームページのトップページからの「思い出し映画ノート」の「冒険者たち」に書いてあるので読んで欲しいなぁ、、、、、。
 デンゼル・ワシントンを初めて知ったのはスパイク・リー監督の映画「マルコムX」だった。まるでマルコムX本人であるような完璧な存在感にただ感心したのであった。マルコムXはブラックモスリムの内ゲバによって暗殺されるのであるが、彼が命を落とすことになる講演会場にみずから車を運転して向かうシーンでは、サム・クックの「ア・チェィンジ・イズ・ゴナ・カム」がほぼ全曲流れたのであるが、私はつい涙してしまった。この曲は米国の黒人の過酷な出自について淡々と歌い上げた名曲である。
 そんなこんなで本日は現在世界で一番知性的な男優であるデンゼル・ワシントンに乾杯しよう!

3月24日:
 東京の印象。たしかに電車の窓ごしに見える「東京の風景」は都会的ではある。それから主要なターミナル駅にあふれる人の多さは、私のような「田舎モノ」には相変わらず圧倒的である。しかし、本当に素直な感想なのであるが、駅のホームや街角を行き交う人々、そして電車の中とかで対面シートで気まずく目があってしまうような普通の人々は、なんてローカルな印象なのだろうと思った。最新の情報が瞬時に世界の隅々から日本全国津々浦々へと伝搬する現在、まぁ、日本人であるかぎり、着ている服装のセンスとか、もはや東京であろうと地方であろうと、もうあんまり違わないってことなんだろう。
 さて、無事に北九州に帰り着いた現在、風邪の状態はいよいよ悪化の一途であり、鼻水を噛んだ使用済みティッシュペーパーがゴミ箱からあふれています。今日も早く寝よう。

3月23日:
 風邪をひいてしまった。ブルブルと悪寒なのか体中に寒気がします。2、3日前から体調不良であったが栄養ドリンクを飲んでなんとか東京滞在の目的を完遂しなければと無理を重ねていたのであるが、今日は完全な風邪の状態、すなわち鼻水たれの状態であります。街角で配布されるサラ金のポケットティッシュがとても重宝しております。
 気温の変動が激しいので体調を崩しているかたが多いと思います。しんどい時は寝るに限る!私も今日は早めに休みます。では、また。

3月22日:
 今日、若者たちの喧嘩を目の当たりにした。 JR秋葉原駅のホームの出来事である。
 端緒は
本当に些細な、たとえば追い越しざまに肩と肩が触れ合ったというか、ほんの少しだけ強くお互いに交差してぶつかったように見えた。そのことについて当事者の片方が相手になにか注意したと云うよりも語りかけるようなそぶりに見えた。
 しかし、相手はいきなり殴りかかったのである。しかも、殴られたほうも間髪を入れずに殴り返して、駅のホームで二人して倒れ込みぐるぐる状態で取っ組み合いの喧嘩の状態になったのであった。
 当事者のふたりの若者たちは極めて普通の「会社員」風の若者たちであった。その凶暴さの片鱗も伺えない育ちの良い顔立ちに、私はただ立ちつくすだけだった。見かねた周囲の幾人かが喧嘩の仲裁にはいるのを私はただ遠巻きに見ていた。
 黒いビジネスバッグが転がっていた。若者のひとりは鼻から一筋の血を流していた。
 昔からこの国がそうだったのかそれとも世知辛いこの移り世の「断片」なのか、実のところ僕には解らない。ただひとつ言えることは、私がその場に居合わせたことの居心地の悪さが、今もなをこの脳裏にへばりついていると云うことである。

3月21日:
 本日、午前6時30分起床、よく寝ることが出来たので体調良好なり。しかし、ホテルを出たのは午前8時15分になってしまった。
 JR秋葉原駅から新橋駅へ、新橋からゆりかもめに乗って国際展示場正面駅に到着したのが9時前だった。そこはすでにスティーブ・ジョブズの基調講演を最前列で聞こうと全国津々浦々から集まってきたMacLoverたちの長蛇の列があった。ま、しかたがないなと列にならび入場を待って、ようやく会場では左端のほうだが比較的ステージよりの席に着くことが出来た。
 会場に入るとステージに巨大な青白いアップルマークが浮かび上がっており、ビーチボーイズの60年代中庸までのビーチボーイズが一番ビーチボーイズらしかったころの楽曲が大音響だけれども抜けるようなハイファイで鳴り響いていた。最初に聞こえたきたのが「バーバラアン」で1曲置いて「グッド・バイブレーション」であった。1960年代前半、中学生であった僕が夜ごとラジオにかぶりついて洋楽を聴いたころの曲だ。おもわず体ごとグッドバイブレーションしてしまう。この「グッドバイブレーション」は最近トム・クルーズの映画「バニラスカイ」で重要なシーンのバックで流れていたキーポイントな曲だった。
 空席には昔なつかしいトランジスタラジオみたいなのが置いてあり、それは同時通訳機なのであった。これが入場者全員に配布されていた。待つことしばしでようやくスティーブ・ジョブズの登場である。うん今回はなんとか写真どおりのスティーブの顔つきが確認可能な位置であった。新製品発表(新型PowerBookG4? G5のスーパーマシン?それとも、、、、。)の期待は叶わなかったが、MacOSXがいよいよ実用的な次世代OSとしての位置を着実に歩みつつあることを実感した。

 基調講演が終わると再び会場にはビーチボーイズが鳴り響いたのであるが、その曲は「サーフィン・USA」だったので、僕は軽やかな気持ちで基調講演の会場を後にしてMacWorldの本会場へと急いだ。

月20日:
 ただいま午後9時前、なんとか東京は秋葉原にたどり着き、アキバ電気街に一番近いシティホテル(だと思うが、、)秋葉原ワシントンホテルの一室にて本日の「日誌」を書いております。AirH'も程良く繋がっており大丈夫みたいです。チェックインしてから食事がてら1時間ほどアキバを
うろつきました。
 いやなんと云うか、たまりませんねこの雰囲気、メーカー製パソコン新製品にはあまり興味のない自作派や私のようなMacジャンカーにとってはまさに聖地あるいは未踏のジャングルのようなところなんでしょうか、それからうろついたのが午後7時前後だったせいか、今はすっかり「社会人」に変身したかってのパソコンオタク(アニメオタクやゲームオタク、それから美少女ロリコンオタク、、、、)が、これまた一様にダークスーツ姿で大勢徘徊しておりました。同好の輩とつるんでいるよりも一匹狼風のかたが多かったです。
 さて明日はいよいよMacWorld Tokyo。午前9時半からのキーノートスピーチ(スティーブ・ジョブズ登場!)では良い位置を確保するためには早起きしなければ。
 それから、北九州空港ですが、ほんと、ローカル空港と云う雰囲気で良かったです。ロビーもこじんまりして、とにかくたくさん歩かなくてはいけない福岡空港とか羽田空港とはまったく違いますね。こういうの大好きです。事務所からタクシー飛ばして20分で行けるし、北九州からだと福岡空港に行くより時間的な利便性がありますね。(ただし1日3便しかありませんが、、、、、。)ただ、大型のジェット旅客機とちがいエンジン音がうるさいです。(MD87型機?MDはマクドネル・ダグラスの略かな?) 窓際に座れて飛行中はずっと晴れ渡った空と地上の風景を満喫しました。

3月19日:
 昨日のアウトドア環境を想定したこのホームページの更新とサーバへのファイル転送だが、一応、上手くいきました。「一応」と言うのはMacで作成したGoLive5.0のhtmlテキストファイルがDreamweverのファイルで上書きするときに若干の不具合が発生したので、それは本日修正して以後のアウトドア更新では大丈夫なようにしました。
 さて、明日から東京行きであるが、出来る限りこのページの更新を続けたい、、、、、、、。(ちょっと自信がないが、、、、。)MacWorldだけでなく、電気街に最短距離のホテルである秋葉原ワシントンに連泊するので、アキバ・ディープゾーンの様子など書きたいと思います。
 ここからWindowsノートPCのDreamwerver4で書いてます。上はMacでやって更新し、その後、PCのFTPソフトでこのHTMLファイルをgetしてからこちらで作業継続中。これをまた転送して、最終確認してから寝ます。

3月18日:
 事務所の窓から公園が見える。うーん、公園の桜がもう三分咲きになっているではないか。例年より1週間から10日ほど早いんじゃなかろうか。たまには散歩がてら桜の咲きごろを愛でたいものである。いささかアナーキーな感性を透徹した美しい文体にくるんで今なを魅了してやまない「彼」が書いたように、完全に咲き誇った桜の木の神々しき存在のたたずまいには毎年ただおののくばかりである。
 さて、私は、窓から桜が見える事務所で仕事をほったらかして、ホームページのメンテナンスの実験中。このHPのメンテは仕事を終えて家に帰ってひととおり身の回りのことなどしてからiMacに向かってGoLive5.0をいじりながらやっているのだが、たまには事務所とかあるいは外出時にもメンテがやりたいなと考えた。それで更新作業をWindowsのノートPCにインストールしたMacromedia Dreamwever4でやり、それをAirH'の無線接続でサーバに更新ファイルをアップロード出来るかどうかを今から試してみようと思う。
 上手くいったらホームページの更新メンテもアウトドアでやるのも可能なのである。 そうしたら、満開の桜の花の下、散りぬる風情のただ中でHPの更新をやってみよう! 今からちょっとやってみます。

3月17日:
 MacWorldまであと4日である。今年も(と言っても3回目ですが、)はるばる北九州から行ってきます。今回MacWorldは東京ビッグサイトで開催される。そう、いつもの幕張メッセではないのである。3年前の時は、初日のSteave Jobsのキーノートスピーチまでに充分に間に合う段取りで、当日の朝5時前に家を出て八幡東区中央町から福岡空港行きの高速バスに乗り、7時台の便で羽田に向かったのだった。羽田からモノレールで浜松町、山手線で東京駅、東京駅で京葉線に乗り換えて海浜幕張駅、と順調にいくはずであったのだが、東京駅で京葉線に乗り換える時に手間取ってしまった、、、。ショルダーバックともうひとつ大きなバッグ(あれこれ詰め込んでいたので重たかったこと)を抱えて右往左往、いやはや京葉線のホームにたどり着くのが大変だった。おまけに海浜幕張駅でロッカーに荷物を入れて身軽になる予定が、到着した時にはすでに空いたロッカーがなくて、バッグを抱えたまま2月と言うのに大汗かきながら駅から幕張メッセに急いだのであった。入場の手続きをしてなんとかロッカーを見つけ出し、ようやくキーノートスピーチの会場に到着したものも長蛇の列の最後尾付近にたどり着くのがやっとであったので、中に入っても2階席の後ろのほうの立ち見であり、ステージは遙か彼方、念願のステーブ・ジョブズは豆粒みたいにしか見えなかった。
 今回の東京ビッグサイトは幕張メッセよりか東京からのアクセスが近いようだけど、21日のジョブズの基調講演は朝9時半からなので、当日の朝の第一便では間に合わない可能性があるので、今回は前日から飛ぶことにしました。福岡空港からだとジャンボやDC10やエアバス系の大きな飛行機であり、どれも搭乗したことがあるので、もっと小振りな飛行機も体験したいと考えて、地元北九州空港からのJAS便を利用することにしました。
 100万都市とは言え北九州空港は、羽田発着のJAS便のみが一日3往復するだけの超ローカル空港で、地元の人も普通は福岡空港を利用するのだけど、あの辺りでたまに運良く小さな旅客機が離発着体制に入って低空をキーンとエンジン音を響かせて飛来するのを見たりなんかすると、こんなのにいっぺん乗ってみたいなと思っていました。ローカル空港体験記にMacWorldレポート、ここに書くネタは尽きないなあ。では、では。

3月16日:
 
本日観た映画は「青い夢の女」。色彩の統一感と構図の決め方はいかにも「映画的」で好感が持てた。ハリウッドは黒沢明しか評価しないが、黒沢以上に小津安二郎や溝口健二を賞賛するフランス映画らしいとも言えるだろう。しかし主人公が所有する車はフランスでありながらガタイのでかいアメリカ車なのであるが、これも映像的計算なのかな、、、、。
 映画は女性裸像を描いた絵画で始まり、エンディングもまたしかりである。女性のもっともコアなポイントの接写(いわゆるド・アップ)からゆっくりカメラを引いていって次第に絵画の全体像がわかるのだが、これがこの映画の官能的基調を暗示しているのだろう。
 また主人公の幼児期の記憶(最近、簡単に「トラウマ」と言ってしまうのが流行っているようでして、、、。)が一筋の糸となっているのだけど、「遊びをせんとや」あるいは「戯ぶれせんとや」生まれいずる子供らもまた、生命としての人間存在の根源性たる官能の記憶とは無縁ではありえないと言うことであろうか。
 ま、ようするに私は久しぶりに映画的な映画を観ることができてちょっぴり満足しました。大味なハリウッド映画には最近食傷気味でしたので、、、、、。(「オーシャンズ11」ってひどかったなぁ、ほんとにソダーバーグって監督、みんなが言うほどに才能あるのか!?)

3月15日:
 
「女の涙には男は勝てないね」と田中真紀子が揶揄されたのはいつの日だったか、今度は鈴木宗男が涙した。どうしてだろう今までの宗男氏のイメージとは違うものを感じてしまったのは私だけではあるまい。世襲議員が幅を利かす政界において2世議員でもなくエリート官僚出身でもない秘書上がりの今や珍しいとさえ言える生粋の叩き上げ政治家であった彼の今回の涙を、大勢の人間はいささかほろ苦い感想を持ちながら見ていたのではないか。
 1ヶ月前、自分も要職を解かれたとは言え、田中外相の更迭を果たして、これで外務省支配を盤石のものに出来たと内心、至福の極みにいたのだろう。しかし、幸福の絶頂のあとには底知れぬドツボがあったりするのは今回も例外ではなかったと言うべきか。はたまた宗男クンもこれで一皮むけて予想外に次回の選挙にも勝ち抜いたりすると以外としぶとく政界に復帰し、ある種隠然とした力を保持する可能性もある。リベンジ外務省を誓って頑張れ宗男!!私は鈴木宗男が政界に復帰して復讐の鬼となり外務省の悪い奴らが血相を変えるさまを見てみたい。

3月14日:
 
いよいよ確定申告の締切日であるが、毎度のことながら1年分を3日で処理するようなあたふた申告である。今年こそはと昨年の11月ごろに会計ソフトの定番と言われる「弥生会計Pro02」を新規に購入して意気込み、あわよくば「弥生会計」に習熟して念願の法務会計分野に切り込むためのオンザジョブトレーニング(いわゆるOJT)にしたい、、、、、そんなセコイ願望もあった、。(ほんとはDOS版から弥生会計を使っていたのだが、道に落ちていたのを拾って使っていたので、気合いが入っていなかった、、、、、まぁそういうことです。)
 しかし、、、、、「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と言うがごとく時間の経つのはいつもあっと言う間である。今回も例年のごとく締め切り直前にならなければやる気がでなかった。
 でも、会計ソフトって便利だなと思う。この反省を機に今年こそはただ納税額のつじつま合わせとしての利用ではなくて、入念かつリアルタイムに「お金の出入り」をきちんと記録したい。

3月13日:
 
出るわ出るわ鈴木宗男の悪行。生理的嫌悪感を抱く一般大衆はおろか自民党からも橋本派からもうとまれてもはや進退窮まったかに見えて、そうなるとすね者の私なんかは少しばかりは宗男ちゃんに同情もしたくなる彼の四面楚歌な状況なんであるが、よくよく考えてみると「疑惑情報」の漏洩はほとんどが宗男クンが掌握していたはずの外務省筋からなのである。このあまりにも露骨な外務省の「宗男切り」は、すなわち田中真紀子が外相時代に外務省内で疎外的状況に追い込まれたのとまったく同根の事象である。官僚ってのはこうもあからさまに自分だけの利益しか考えていないのだろうか。
 鈴木宗男よ、けっして自ら自民党を離党してはいけない!ゴネにゴネて居座って今度はお前が外務省と自民党の悪行の本質をあぶり出す番だ。そうすれば宗男クンが国民的ヒーロー(ヒール?)に転生するかも、、、、、、。

3月12日:
 
いつのまにかにオリジナルドメインネームの取得が簡単になっていたんですね。知り合いから教えてもらうまでは手間も時間も掛かるものだと思っていた。しかし、この「お名前.com」では検索即登録が可能で早速、私もその日のうちに晴れてマイ・ドメインを持つ身分になったのであった。
 ドメイン名は、j-lennon.com 。いやはや良いドメイン名が取得できたものである。うちのホームページは、2カ所のインターネットサービスプロバイダのサーバに置いており、メールアドレスも複数所有しているので、とりあえず既存のホームページとメールアドレスへの転送サービスを利用することにしました。URLは http://www.j-lennon.com/ であり、E-mailは、love@j-lennon.com なんであります。カッコいいな。
 しかし、転送サービスはコストが安いがやはり限界があることがすぐに判明した。それでレンタルサーバを申し込みました。今週中には完全に独自ドメイン運用体制への移行が出来るかな。

3月11日:
 
謎が謎を呼ぶ17歳少女拉致事件である。しかも我が事務所所在の北九州市小倉北区での事件なのである。最初に保護された少女の証言によって40歳代の男女が逮捕された。この男女は警察の取り調べに対して自分らの名前すらしゃべらない完全黙秘を続けていると言う。今どき「完全黙秘」だなんていったい何者であろうか。さらに別のアパートから4人の男の子が見つかった。男の子のひとりは「ぼくはNHKの教育テレビを見ているからなんでも知っている。地球は丸いんだよ。」と言い放ったらしい、、、。
 今までの報道では事件現場のマンションやアパートがどのあたりに在るのかよくわからなかったが、先ほどのニュース23で地図が出ていたがなんの前触れなくさっと見えてすぐに消えたのであるが「篠崎」と「片野」と言う地名だけは確認できた。事務所からそんなに遠くない場所である。車で15分くらいである。今更ながらに思うのであるが、なにげなくいつも見ている「風景」の中に想像の埒外の暗部が密かに棲息しているのだなぁ、、、、、。もしかして私自身、けっして他人にはうかがいしれぬ秘密の部分があるのかも知れない。あなたはどうですか?

3月10日:
 
事務所のレーザープリンタが3台になったのでプリントサーバを導入しようと考え、早速、ヤフーオークションをチェックしてヒューレットパッカードの HP JetDirect 500X と言う3ポートのプリントサーバを16500円で落札した。これが昨日届いたのだが日曜日の今日も事務所であれこれ格闘していた。しかしうまくいかない。うちの事務所はLAN上にWindowsのPCが4台とMacが2台がぶら下がっており、その中核にダイアルアップルータ(MN128-SOHO-SL10)があって、さらにSL10にDSUを1台繋げて合計4台の電話機とファクスを制御している。インターネットはいまだにフレッツISDNを利用。でプリントサーバをこのLAN上につないでいじっているのだけど、うまくいきません。しかもプリントサーバがLAN上にあるとインターネット接続が数分で切断されてしまう。 プリントサーバを除外すると大丈夫である。うーん、ただいまプリントサーバとプリンタのマニュアルと悪戦苦闘中なり。

3月9日:
 
今日は映画を観た。「キリングミー・ソフトリー」。最近は毎週末は映画を観ている。先週は「エネミー・ライン」の先行ロードショウ、その前は「オーシャンズ11」、でそのまた前が「地獄の黙示録完全版」、、、、。1年半ほど前に我が事務所から車で10分のところに複合映画施設が出来て以来、もっぱらレイトショー(おおむね午後9時以降の最終上映)の割引料金(大人1200円)での映画鑑賞である。
 で「キリングミー」だけど、ストーリー展開はまずまずで飽きさせない。R指定の理由がこれなのか男女の愛の交歓シーンがかなりきわどい描写である。うーん主演の女優は痩せてるのにバストが大きくて、、、、なんて思わず「親父」的チェックポイントに引き寄せられたりなんかしたけど、結局こういう結末のネタ(姉と弟の禁忌的過去)ってのは後味が悪いです。オレは嫌いだな。
 この映画の舞台は英国なんだな。タクシーはロンドンキャブだし、車は全部右ハンドル左側通行。しかし、しゃべる言葉のイントネーションは米語風。あかるいオフィスときれいなショットバーはNY風。主役女性の女友達のダサさ加減だけは英国風だったりして、、、、。もうひとりの主役である謎の登山家って誰かに似ていると思ったら、「ア・ハード・デイズ・ナイト」の神経質なTVプロデューサー役であり「ヘルプ!4人はアイドル」のおかしな科学者役でもあった男優によく似ているのであった、特に目元がね。そんなこんなで来週はなにを観ようか。「ロードオブザリング」かそれとも「モンスターズインク」か、、。うーん、しかし、いわゆる封切り作品ばかりだな。学校さぼってがらんとした名画座で3本立ての映画を観た日々がなつかしい。

3月8日:
 
福岡県行政書士会の広報誌「行政書士ふくおか」第121号の構想がだんだん明確になってきた。ようやく創作意欲(のようなもの)が沸き上がってきたと言うべきか。ありきたりなものではつまらない。破天荒なもの、すなわち前回同様のルーチンワークではない型破りなものがいい。でないと編集作業が楽しくないから。テーマは「論争への招待」。県会広報誌としては前代未聞のものになるかも、、、、。ま、広報部長の進退が問われることは確実。(乞ご期待!)

3月7日:
 
福岡県行政書士会の公式ホームページ制作&維持管理の責任者の立場から追放されて以来(はは、ウソです。ただオレがやる気を無くしてしまっただけのハナシです。)青山さんの論文が閲覧出来なくなっていたので、青山さんに快く了解をいただきPDFファイルをダウンロード可能にしました。この業務論文「行政書士が裁判所へ提出する書類作成業務を行うことの理由・正当性について」は、コンスタントに参照されていたので、この時期、再度閲覧可能になった意義は大きいと考える。

3月6日:
 
作り替えたと言っても第一印象が昔のままみたいだったので、メインにジョンレノンの絵を入れてみた。ジョンが死んだ日に泣きながら(ははは、これもウソよん。思い出はいつも美しくありたいってか!)筆ペンでB4ぐらいの紙に描きなぐった(これはホントです。)のをスキャナかけてフォトショップでいじってみた。うーん、なんか池上遼一みたい?、、、、。

3月5日:
 
ホームページ大改造に着手。前回の「日誌」の日付が1999年6月だから、ほとんど放置状態であった。ホームページは維持管理を持続するのが第一の課題であろう。最初はクラリスホームページで作ったのだけれど、今回はAdobeGoLive5.0で作り直したのである。昔むかし1995年の秋に一番最初に個人のホームページを作ったときはテキストエディタでしこしこタグ打ちしながらコツコツ積み上げるように辛抱強くやったのだけれど、クラリスホームページを入手してからはホント楽ちんでしばらく愛用していた。しかしなにか物足りないということでGoLive4.0で福岡県行政書士会の公式ホームページを制作したのを機に、自分のHPもGoLiveでやり変えようと思い続けて早や1年、ようやく重い腰をあげることになったのである。
 重い腰を上げるきっかけはやっぱりMacである。一番最初がPerforma575 、前回はG3カードで強化したPowerMac6100、で今回がiMac 400 DV SE グラファイトであった。これヤフーオークションで落札したのだけれど、なんかビデオカードの調子が悪いのか正常に表示させるのに何度もリセットをかけなくてはいけない状態になったりならなかったりして、これはスカを掴まされたかと思ったがそれは自己責任のオークション落札なんだからと諦めかけたところ、ファームウェアを最新版に更新したら不具合が直ってしまった。だからこうやって機嫌良くホントに久方振りに気分良くホームページのメンテ作業に立ち向かっているのでした、、、、。

これ以前の「れのん亭日乗」はこちらです


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